『紫色のクオリア』2巻を読んだ
- 作者: うえお久光,綱島志朗
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: コミック
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原作についてはもはや語る言葉も無いのでよしとして、1巻の時点で十二分な作画品質と準拠した物語が繰り広げられていたので、
とても感心しました。あの殺人鬼ってこんなにイイ感じのキャラだったんだ…とかも。
それで2巻ですが、ここへ来て厳しいなーと思ったのは、セリフの密度が異様に濃い。当然ラノベとマンガでは読み手のセリフの
追い方は全然違う訳で、場合によっては一コマ読むのに不相応な時間がかかると読んでいてしんどい。SFだし仕方ないじゃんと
思わなくもないけれど、携帯を手にした時のガクちゃんのセリフとか、元々多かったモノローグの更なる増加にしても、
もう少し何とかならなかったのかなーと。早い話が、上手くまとめられなかった印象が強いです。
オリジナルを尊重したのかと思えば新シーンが追加されてたりするし、意図的に密度を濃くしているとしても計り兼ねます。
画に関しては流石という他ありません。これは完全保証。とにかくガジェットの挟みこみとタームの解説との兼ね合いが抜群に上手い。
他の世界同士における描き分けの拘りも見られました。そしてなによりアリス・フォイルちゃんのかわいさ!
いやーこう色んな世界で暴力込みの色んな目にあってる金髪美少女はヤバい!!つらい!!
総括として、すでに原作が最高なので画が安定していれば万事OK、ただセリフが読んでいてしんどい、です。
3巻発売されるとしたら来年度なのかな。愉しみ